中国留学での出逢い

日本人との出会いも悪くなかった

「せっかく中国に来たんだから、日本人とはつるみたくない」――そう思っていた私。
けれど実際には、日本全国から集まったさまざまな人との出会いがありました。

私と同じくらいの年齢の学生もいれば、一回り以上年上の人、さらには祖父母に近い年齢の人まで。
バックグラウンドも考え方も違う人たちと出会えたのは、想像以上に刺激的でした。


仲間と過ごした日々

中でも仲良くしていたのは、関東から来ていた“お姉さん的存在”、同じ年齢の留学生、そして韓国からの留学生。
一緒に食事をしたり、休日には小さな旅行に出かけたり。

留学あるあるかもしれませんが、「この期間だけ」という限られた時間だからこそ芽生える恋のような気持ちもありました。
今となっては甘酸っぱく、でも大切な思い出です。

そんな存在がいてくれたからこそ、ホームシック気味だった私も乗り越えることができたのかもしれません。
感謝しないといけないな、と今でも思います。


勉強の工夫と相互学習

もちろん、遊んでばかりいたわけではありません(笑)。
中国語を少しでも上達させようと、色々工夫をしていました。

寮の入り口には、言語交換を希望する中国人学生がよく来ていて、日本語を学びたい人と中国語を学びたい留学生をマッチングする「相互学習」の場になっていました。
私もその仕組みを利用し、中国人の友人と一緒に勉強したり、遊びに行ったり。

また、クラスメイトの部屋に集まって夜な夜なテキストを読み合うことも。
発音を直してもらったり、逆に日本語を教えたりしながら、お互いに成長していくのを感じられました。


今振り返って

中国留学生活の中で出会った人たちは、期間限定の関係ではあったけれど、確かに私を支えてくれた大切な存在でした。
「言葉を学ぶ」ことはもちろん大事だけれど、「人とつながる」ことの方が、私にとってはより大きな力になっていた。そして留学前は人との関係を最低限度にしがちだった私のマインドも、自分から関わることで人との輪がひろがる、ということもなんとなく気づき始めてきた頃でした。

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