社会人経験がある日本人が、台湾留学を考えるとき、できるだけ費用を抑えて活用できる奨学金は利用したい!そこで今回は社会人経験がある私がもし今台湾留学をするなら、どんな奨学金があるのか?調べてみました。
1.主な奨学金制度のまとめ
今回は、主に2つの制度を中心に取り上げてみます。
■ 華語文奨学金(Huayu Enrichment Scholarship:語学留学向け)
概要
- 教育部(台湾)(MOE)が、外国人(台湾・中国本土・香港・マカオ以外)を対象に、台湾の大学付属語学センターなどで「華語(繁体字中国語)」を学ぶための奨学金制度です。
- 期間は 3ヶ月/6ヶ月/9ヶ月/12ヶ月以内(制度によって「2ヶ月以上1年以内」としているものもあります)です。
- 支給額は例として「月額 NT$25,000(台湾ドル)」という記載があります。
- 学費は 自己負担の場合が多く、支給金は「生活費・滞在費」的な位置づけです。
- 日本からの応募は、例えば毎年2〜3月頃が募集時期。
- 過去には定員12名程度という情報もあります(年度によって変動)。
対象・条件(主なもの)
- 高等学校卒業以上の学歴を有すること。
- 出願年4月1日時点で満18歳以上など。
- 台湾国籍・中華民国籍・華僑身分を持たないこと。
- 過去に同制度を受給していないこと、また対象語学研修を既に終えていないことなど。
活用のポイント(社会人視点)
- 「1年語学留学」というプランとマッチ性が高い:期間(最大1年)・語学研修という目的に適しています。
- 社会人であっても、学歴・年齢制限が明示的に「若年のみ」「学生のみ」というわけではなく、語学研修希望者が対象となっています。
- 学費自己負担・生活費補助という構成なので、滞在費・授業料・教材費・予備費なども含めた資金設計が必要です。
- 書類準備(履歴書・研修計画・語学学習の動機)を「社会人として語学研修を何のためにするのか」「留学後どう活かすのか」という視点で整理しておくと、書類・選考での説得力が増します。
- 募集時期・申請書類・提出先(日本国内の「駐日台北経済文化代表処」など)を早めに押さえておくことが大切です。

■ 台湾奨学金(Taiwan Scholarship:正規学位/大学・大学院向け)
概要
- 教育部が、外国人留学生を対象に、台湾の大学・大学院レベルで学位取得を目指す者のための奨学金制度。
- 支給内容の例:学費・雑費補助として「1学期あたり最大 NT$40,000(台湾ドル)」、生活費として月額 NT$15,000〜20,000の記載あり。
- 支給期間の上限は、学部4年/修士2年/博士4年とされているものがあります。
対象・条件(主なもの)
- 外国国籍を有し、台湾国籍ではないこと。
- 高校卒業以上(学部)または大学卒業以上(修士)など、応募レベルに応じた学歴を有すること。
- プログラムが英語または中国語で行われるため、中国語能力(TOCFLレベル3以上)などの語学証明が求められる場合あり。
活用のポイント(社会人視点)
- 「1年間語学留学」というプランであれば、この制度は「学位取得」を前提としており、語学研修のみの場合にはマッチ度が低くなる可能性があります。
- もし将来「台湾の大学で何か専門を学ぶ/大学院進学を視野に入れる」などプランがあるなら、こちらを検討する価値があります。
- 社会人経験・キャリアチェンジの志向をアピール材料にできるため、研修目的だけでなく帰国後のキャリア展開・社会貢献の意図を盛り込むと良いでしょう。
- 書類作成量・競争率ともに高くなる傾向があるため、準備期間を長めに見ておくことが重要です。
2.社会人が留学奨学金を活用するための「準備事項」
社会人が上記奨学金を活用する際に、特に押さえておきたい準備ポイントを以下に整理します。

✅ 早めに動くこと
- 応募時期は毎年 2月1日~3月末頃 とされているものが多いです。
- 申請書類の準備(特に成績証明書・卒業証明書・語学試験証明)に時間がかかる場合があります。社会人で勤務の合間に進めるなら余裕をもって準備開始を。
✅ 学習・語学能力の証明・研修プランの策定
- 語学留学型(華語文奨学金)でも、中国語能力の証明が求められるケースがあります。特に「TOCFL(Test of Chinese as a Foreign Language)レベル3以上」など。
- 申請書類(目的・動機・研修計画・帰国後の活用)を社会人ならではの視点で整理しておくと良いです(例:経験12年の会社員として、なぜ中国語/台湾で学びたいのか、帰国後どう活かすか)
- 留学先語学学校・期間・住居・費用等の概算も整理しておくことで、「準備ができている応募者」として印象がよくなります。
✅ 資金計画・自己負担の確認
- 奨学金が「生活費補助」「滞在費補助」という構成であっても、学費・保険・住居・教材・交通・予備費などは自己負担になるケースが多いです。
- 例:華語文奨学金では学費は自己負担という記載あり。
- 貯金・投資・副収入(ブログ等)などのがある場合は、その優位性を活かしつつ、滞在1年分の自己負担分を明確にしておくことが安心材料になります。
- 為替・物価変動・予備費(病気・予想外出費)も見込んでおくのが賢明です。
✅ 会社・キャリアとの調整
- 会社員としての挑戦であれば、退職/休職のタイミング・年金・社会保険・職務整理などを事前に確認しておくこと。
- 留学目的が「語学習得+キャリア変化」という場合、申請書類にもこの方向性を書くことで「社会人の強み」が出せます。
- 留学後、帰国後のキャリアプラン(どのように語学を活かすか、副業・コミュニティ起業のステップなど)を描いておくと、奨学金申請時の動機書にも説得力が生まれます。
✅ 手続き・書類の整理
- 必要書類例:奨学金申請書、承諾書、志望動機・学習計画書、最終学歴証明書・成績証明書、語学能力証明、入学申請証明書(語学学校)など。
- ビザ・居留・保険の手続きも考慮する。例えば奨学金受給者向けビザ申請書類あり。
- 海外送金・銀行口座・住居契約・交通カード・SIM契約といった現地準備も並行して進めておくとスムーズ。
3.チェックリスト:社会人として準備すべき項目
以下、「1年台湾語学留学+奨学金活用」を目指すにあたって、時系列で整理したチェックリストです。
| 項目 | 状態(□) |
|---|---|
| ①目的・動機の整理 | □ 「なぜ台湾で語学を1年学びたいのか」を言語化する □ 留学後どんなスキルを得て、帰国後どんなキャリアに結びつけるかを描く |
| ②奨学金制度の確認 | □ 華語文奨学金/台湾奨学金の最新募集要項を入手・確認(対象期間・応募条件・支給額) □ 自分のプラン(期間・学校)と制度が合致しているか把握 |
| ③応募時期・スケジュール設定 | □ 募集開始日・締切日をカレンダーに登録(例:2月1日開始、3月末まで応募) □ 書類準備にかかる時間を逆算してスケジュール作成 |
| ④研修先・滞在プランの検討 | □ 台湾の語学センター・大学付属語学学校を比較・選定 □ 滞在期間、住居(学生寮/シェアハウス/賃貸)を仮設定 □ 滞在費・授業料・保険・交通など生活費の概算を出す |
| ⑤自己負担費用の確認と資金準備 | □ 奨学金支給額(例:月額NT$25,000)を日本円換算し、自己負担額を試算 □ 為替・物価・予備費(病気・旅行・予想外支出)も含めて資金余裕を持つ □ ブログ発信・副収入など収益源も併せて検討 |
| ⑥書類準備 | □ 最終学歴証明書・成績証明書入手(認証・翻訳必要な場合も) □ 履歴書(職務経歴・社会人経験)を整理 □ 志望動機・学習計画書(社会人としての視点強め) □ 推薦状(可能なら職場上司や語学教師など) □ 語学能力証明(TOCFLなど) □ 入学申請証明(語学学校宛) |
| ⑦会社・キャリアとの調整 | □ 退職・休職の検討(留学期間・復職タイミング) □ 社会保険・年金・住民税・給与扱い等の確認 □ 留学期間中のキャリアブランクをどう捉え、帰国後どう活かすか整理 |
| ⑧現地準備 | □ パスポート・ビザ・奨学金証明・入学許可書を整備 □ 海外保険加入・住居契約・交通カード(悠遊カード等)準備 □ 台湾ドル口座・SIMカード・ネット環境など現地生活準備 □ ブログ/発信媒体(note・YouTube等)を出発前に立ち上げておく |
| ⑨入学・出発前の最終確認 | □ 授業開始日・オリエンテーション・語学学校のスケジュール確認 □ 荷物・航空券・予備費・緊急連絡先などチェック □ 日本・台湾両方での住所・銀行・郵便・携帯などの整理 |
| ⑩帰国後のプラン | □ 留学中・帰国後にどのように語学・経験を活かすのかを設計 □ 帰国後のキャリア・副業・コミュニティ起業にどうつなげるかを整理 |
社会人という強みを活かして、計画的に留学の資金計画を立てましょう!




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