中国留学で一人旅の度胸がついた私は、帰国後もその勢いのまま。
日本各地にとどまらず、世界のあらゆる場所を一人で訪れるようになりました。
当時のアルバイト代のほとんどは旅行へ。
「日本各地」といっても、ただ観光するのではなく、留学中に仲良くなったクラスメイトに会いに行くのが目的でした。
大阪、京都、広島、名古屋…。
中国で出会った友達と日本で再会できたのは、とてもいい思い出です。
逆に私の地元に遊びに来てくれることもありました。
中でも印象的なのは、中国で出会った北九州の友達。
彼女がワーキングホリデーでニュージーランドに行ったとき、私はそこまで会いに行ったんです。
今思えば、若さゆえの行動力だったなぁと思います。
そして卒業旅行は、念願のヨーロッパ。
入学が同じだった友人と二人でバックパックを背負って回りました。
学生の身ゆえ節約旅行ではありましたが、このタイミングでなければ長期旅行は難しかっただろうと感じています。
一人旅がくれた価値観
一人旅を重ねる中で、私が一番学んだのは 「多様性」と「柔軟さ」。
約束の仕方や時間の感覚、食事や文化の違い…。
旅先では、自分の常識が通じないことの方が多いんですよね。
最初は戸惑ったけれど、少しずつ
「臨機応変に対応すればなんとかなる」
「絶対こうじゃなきゃダメ、なんてことはない」
そういう考え方に変わっていきました。
もちろん、いつもフラットでいられるわけではありません。
イライラしたり、不安になったりもしました。
でも振り返ってみると、『〜でなければならない』という思い込みは、旅を通してだいぶ手放せるようになったと思います。
この「なんとかなるさ」の精神は、今でも私の中に根強く残っています。
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