大学卒業、そして公務員へ

公務員としてのスタートと新しい土地

大学を卒業してからの就職先は地方公務員。
父も同じ地方公務員で、転勤族だった私は小学校の頃から2年ごとに転校。
そのおかげで、新しい土地や環境に適応する力は自然と身についていたと思います。

「旅行好き」という性格もあって、知らない土地で生活することをポジティブに捉えられる部分もありました。

ただ、家族との距離感には悩みもありました。
躁うつを患っていた母との接し方は、当時の私にはまだわからなくて…。帰国後の残りの期間、まだ病状があやふやで、病院も色々変えて、そのつど私なりのできる関わりをしていたけれど、弟の高校受験と重なったり、家事もやらなきゃいけなかったり・・・
「心配だけど、逃げたい」という気持ちが入り混じっていたんです。

そして迎えた配属先は、なんと地元から車で7時間ほど離れた土地。
数年前に世界自然遺産に指定された地域でした。

この配属の受け入れ返事をしたのは父。
私は卒業旅行で不在で、帰国後に知らされたのです。

「え、もう決まってたの!?」
驚きつつも、公務員の道を選んだのは私。父が連絡を受けても、私が直接受けても、結果は同じだったと思うし、そうなる運命だったんだと自然と受け入れていました。ただ、あまりにも未知の土地だったので、ショックで鼻血を出したことは今でも忘れません(笑)

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