【本音】中国留学で辛かったこと

語学留学

私は学生時代に約1年間の中国への語学留学を決めました。渡航を決めたのは自分ですが、留学時代は楽しい思い出は沢山出来た一方で、辛く苦しい思いをした日々もあります。今回はそんな私の留学時代に辛かったなーというエピソードをいくつか振り返っていきたいと思います。

留学スタート時に中国語がさっぱり聞き取れなかったこと

留学前の日本の大学では第二外国語で中国語を履修。日本でそれなりに準備しているつもりでした・・・。異変を感じたのは渡航前のトランジットで中国へ入国をした時。目に入る看板がよくわからない。流れているアナウンスが理解できずなんだか不安な気持ちに・・・。そんな気持ちを抱えつつ『後戻りはできない』と思いながら留学先へ向かった思い出があります。

授業の始まったころはしばらく先生の言っていることが分からない状態のまま、とりあえず席についてみる。

語学力が伸びない焦りと不安のなか、留学生活が過ぎていく日々。何かしらの達成感を得たくて大学のグラウンドを毎日夕方走っていた記憶がありました(笑)

語学力はすぐに伸びるものではなく、気づいたら『相手の言っていることが聞き取れるようになっていた』『何度も聞くフレーズを自分の会話の中で自然に使えるようになっていた』今振り返ると自分の語学力の取得ペースはそんな感じでした。

ルームメイトとの相性の問題

最初のルームメイトは同じ大学からきた同級生。日本語はできるだけ使わない!と強く決めていただけに寮へ着いた後決められたルームメイトが日本人だと聞き微妙な気持ちになったのを覚えています。

2番目のルームメイトは韓国人。夜中に遊びに行っているようで、授業にはほとんど出ている様子がなく、というか昼夜逆転している生活のため当然早起きできるわけもなく・・・彼女は流暢に中国語を話していたので、『机にかじりついて勉強することこそ正義!』と真面目に勉強していた私は『部屋にこもってばかりおらず、もっと外に遊びに行った方がいいのだろうか?』という葛藤も感じていました。

外国人の留学生同士、同じ部屋での交流があってこそ、一緒に生活する醍醐味があると考えていたのに、私が部屋にいる間、ルームメイトは外に遊びに行き、私が授業の時間は部屋で休んでいたりとすれ違いの生活だったなぁと思います。

3番目のルームメイトも韓国人。彼女は中国語は初心者だったものの英語が話せる方だったため、コミュニケーションは英語。

私は留学先の部屋で自炊をしていたのですが、それが彼女には受け入れがたいことだったようで、価値観・生活スタイルの違いでこれまたなんだかしっくりこない感覚がありました。

今考えると、当時は20歳そこそこのまだまだ子供だった私。今なら一人部屋を選択するとか、相手の価値観を受け入れられかったとしても、『そういう考えもあるよねー』と別の価値観があるということに冷静に受け止めることはできたはず。

中国語のレベルの伸びを感じられなかったこと

授業が始まった3月上旬は先生の言っていることが分からず、ちょっとぼーっとすると、教科書のどのページを見ているのかさえ分からないことも😿

クラスメイトは事前のレベルチェックテストで同じくらいの中国語レベルのメンバーが集められたハズ!なのにすでに(私から見て)完璧な発音、しっかりと先生に質問しているクラスメイトを恨めしく思った日々もありました・・・

人生初の地元を離れた生活でホームシックを感じたこと

留学先へ渡航した日は私の20歳の誕生日の直前。日本では、出発前に両親、家に来てくれていた祖父、きょうだいがお祝いしてくれました。自分で決めたはずなのに家族と長く離れるのはちょっと寂しい気持ちもありました。誕生日には中寮のルームメイトが近所のベーカリーでケーキを買ってくれてお祝いしてくれたのを覚えています。そんなワクワクした20歳のスタートも束の間、やはり慣れない環境や思うように伸びない語学力に焦りを感じ、その先数か月の生活を考えるとちょっと不安な気持ちが大きくなってしまい、ホームシックになりかけました。

それでも乗り越えられたのは新しい出会い、自分本来の『決めたら簡単にはあきらめない』精神が支えになったのだと思います。

著者プロフィール
suna
SUNA

公務員→グランドスタッフ→公務員のループを卒業して、台湾と日本の二拠点生活を目指し、日々奮闘中。台湾愛を語ったり、日常の気づきをしたためていきたいと思います。

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