
初めて台湾を訪れたのは、大学に合格したとき。
初めて一人で台湾を訪れたのは、三回目の転職が決まったときでした。
振り返ると、台湾はいつも私の人生の節目にそっと現れてくれる存在のようです。
二回目の台湾訪問のときには、偶然にも台湾人のおばがちょうど出張で来ていて、会社の宴会に招いていただきました。
おばの実家にもお邪魔して、おばのお母さん――以前日本に遊びに来てくれて、とても可愛がってもらった方――とも再会できました。
当時は、ちょうどタピオカドリンクが日本でも流行り始めた頃。
飲み比べをしてみたり、台湾シャンプーを体験してみたり。
ガイドブックに載っていることは、ほとんど片っ端から試してみたと思います。
台湾ドルも今よりずっと安くて、買い物も気軽に楽しめた時代でした。
私の想う台湾の魅力
年に何度も台湾へ行く私に対して、周囲からは『sunaはなんでそんなに台湾が好きなの?台湾の魅力って何?』と聞かれます。食、気候、挙げたらきりがありませんが、台湾で感じる「人のあたたかさ」については、語り尽くせないほどあります。
旅行をしていると、重たい荷物を抱えて階段を上らなければならない場面もあるのですが、そんなとき――ふと荷物が軽くなったと思ったら、後ろから中年の女性が押してくれていたことがありました。この女性以外にも、重たい荷物を引っ張っていたり、google mapがまだない時代、道に迷って地図とにらめっこしていたり、誰かが困っている姿を見たら声をかけずにいられないのでしょうか・・・これまで多くの台湾人に私は助けられてきました。
そんな小さな優しさの積み重ねが、旅先での安心感につながっていました。
「この国では、人を信じても大丈夫」と感じられる――それが台湾のいちばんの魅力かもしれません。
そしてもうひとつ印象的だったのが、台湾の“エコ精神”。
日本よりずっと早い時期から、環保(中国語でエコ)という考え方が生活の中に根づいているように感じます。
街の雑貨屋さんやマーケットでは、センスのいいエコバッグやリサイクル素材のアイテムが並び、思わず手に取ってしまうこともしばしば。
人にも環境にも優しい台湾。
小さな島国で、一人ひとりが「自分ごと」として行動している姿勢には、いつも感心させられます。
もしかすると、そんな価値観の近さが、私が台湾に惹かれる理由のひとつなのかもしれません。
魅力とは話がそれてしまうかもしれませんが、今でも強く印象に残っているエピソードが、「コンビニで自分の家のお弁当を温めてもらえる」ということ。
おばの実家にお邪魔した際、義理のお姉さん(おばの長男の奥さん)が手作りのおかずをお弁同箱にたくさん持たせてくれて、「コンビニで頼めば温めてくれるよ」と言われたんです。
最初は耳を疑いました。
「えっ、家の弁当を?」と。
でも言われた通り、温泉地で有名な北投をぶらぶらしたときに勇気を出してお願いしてみたら――本当に普通に温めてくれたんです。
その瞬間、「台湾人ってなんて心が広いんだろう」と感動しました。
あれ以来、お弁当を持っていく機会もなかなかありませんが、今でもあの寛容な文化が残っているとしたらうれしいなぁと思います。



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